ふと思ったのだが、なぜ宝くじはギャンブルにも関わらず、依存しないのだろう?
幾つか理由があると思うが、
1.競馬やパチンコの様な、熱くなる場面がない
2.買っても当たる確率が低すぎて、当たればラッキーくらいの感覚
3.当たるまでに時間がかかる
などであろうか。
つまり、依存するギャンブルというのは、熱くなる場面があり、当たるまでの時間が短く、当たる確率が高いもの、ということになる。
が...
2に関しては、パチンコをとりあげていえば、当たりやすくはない。
パチンコで例えると、当たる確率が319/1である。(現在は349/1もあり、昔は399/1もあった)
しかし、これはあくまで当選する確率であって、この後、当選額を決めるための抽選がある。大体、4~5万円程度になるのは、10回中1回くらいなので、実質、4~5万円程度を当てようとすると、3190/1くらいの確率になる。
これは、雷に当たるのと同じくらいの確率で宝くじで言えば、スクラッチで1万円当たるくらいの確率である。
そう考えると、宝くじよりは当たりやすく金額も多いように見えるかもしれないが、当てるまでに1~2万円使うので、10回もすると10~20万円くらい使う計算になる。
計算すればするほど、ギャンブルというのは損するように出来ているということが分かる。
それをうまく誤魔化して、当たるかもしれないという誘惑をまき散らし、決して勝てないギャンブルに誘う。
ギャンブル依存症の人が悪いのではない。
こんな詐欺まがいのものを認めていること、それが平然とまかり通っていること自体が異常なのだ。依存対策としてロックするような仕組みがあれば、依存する人も減ると思うが、そうなるとパチンコ屋はお金が稼げず、店舗を維持するお金、従業員に払うお給料も稼げなくなる。悪い意味で負の渦が発生しているのである。
ちなみに、カジノで依存症対策が出来ているのは、カジノの儲けはあくまでオマケで、その上にあるホテルの収益がメインだからである。
2024年2月13日 脱ギャンブル8日目